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コラム
 ■鳩の足取りでやってくるものが・・・■ 【2002年3月】

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スペース  米国のインターネット家庭普及率は2000年で41.5%。だがこの数字に欺されてはいけない。これはあくまで、平均だからだ。所帯年収5万ドル−7.5万ドル家庭ではこの普及率はぐっと高く60.9%、そして1.5万ドル−2.5万ドル家庭では、普及率は逆に21.3%という低さである(米商務省資料)。平均米国人は存在しないといわれるが、米国では家庭ITの分野でも、デジタル・デバイドは酷薄に進行している。

 このコラムをご覧になる方はすでによくご存じのことと思うが、日本の消費者のネット利用の状況は、上記の米国とは大分違った様子になっている。
 2000年末現在でPCからの利用者は3723万人、携帯電話・PDAからの利用者は2440万人、ゲーム機・TVからの利用者は138万人である(総務省調べ)。米国に比較して非常に多様に拡がっていることが一目瞭然ということだ。
 携帯電話からネット利用ができ、しかもほとんど全世界でただ一国だけ、これ程そのユーザー数がこの国で爆発的に拡大するなど、僅か四、五年前に誰が予想しただろう。

 話は変わるが、ネットの成功パターンとの見方が固まりつつあるクリック&モルタルが、テレビCMの世界で着実に進行している。サッポロビールの発泡酒「北海道生搾り」の新発売時、テレビCMとWebとの連動により同商品の認知度は発売後2カ月で80%にまで達した。日本コカ・コーラの「ジョージア」は説明を一切排したドラマ仕立てのコンテンツをWebで流し始めた。似た試みは他でも多く始まっている(この例は小社刊「2005年までの産業別変化予測」掲載)。

 以前日本の若い女性と話していて、テレビで一番好きなのはCMだというのを聞き、意表を突かれる思いがしたことがある。しかしこうした嗜好は何も彼女だけではないらしい。それやこれやを考えると(という要約はわれながら乱暴だが)、現在注目を集めているブロードバンドも、案外日本ではCMの世界あたりから開花していくのかも知れないと思ったりする。電話もグラハム・ベルが元々は牧師の説教を遠隔まで聞かせようと発明し、庶民のお喋りという全く予想外の形で全世界に拡まっていった前例がある。

  「偉大なものはいつも最も静かなものである。鳩の足取りでやってくる思想が世界を制覇するのだ」とはドイツの詩人哲学者の言葉だが、日本のIT、ブロードバンドの鳩はどんな貌をして、どの領域で足取りを始めているのだろうか。

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