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コラム
 ■Webサービスとユビキタス■ 【2002年8月】

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スペース  この2つの名詞はIT市場を牽引する「時の言葉」であるが、その実、厳格な定義はない。こじつければ、前者は「XML、SOAPなどの標準化技術を使ったシステム間の連携技術」であり、後者は「いつでもどこでも使えるコンピュータ環境」といったところか。

 しかしこう定義付けると、立体的な概念が強制的に二次元に収縮されたようで、どこか尻のすわりが悪い。双方はまったく別のもののようにも聞こえる。だが考えてみると、「いつでもどこでも使える」ようにするには、コンピュータ同士が繋がっていなければならず、繋ぐには機器同士のプラットフォームを統一するか、プラットフォームに依存しない通信方法を模索しなければならない。

 詰まるところ、ネットワークの歴史は「繋げ方」の歴史だと言い換えてもよい。その未来図として描かれているのがユビキタス世界であるという点で、実は双方はきわめて密接な相関関係にあると言える。ユビキタスを実現するための、現時点で考えられる最良の技術がWebサービスなのである。

 例えばCORBAのように、これまでにも標準化された接続(統合)技術は登場してきた。これでユビキタス世界が築けるかどうか、答えはノーである。統合コストや開発費の問題は別としても、Webサービスの掲げる壮大な未来図とは明らかに違う点、いわゆる「中央管理」が問題となるからだ。中央で監視するシステム、それはもはやユビキタスではない。

 もっとわかりやすく説明しよう。現在のインターネットは、接続するすべての機器を介して多くのテキストを閲覧させてくれる。まことに便利この上ない。しかも、誰かが集中的かつ全体的にインターネットを管理しているわけでもない。サーバーにHTML形式でテキストを常駐しさえすれば、あとは基本的に誰かが勝手に見てくれる。ユビキタス環境とは、この真の意味での「偏在」性が不可欠なのである。サーバーにサービス(アプリケーション)を常駐しておけば、勝手に誰かが利用してくれる。そのサイト訪問往来と関心にマッチするサイト探索の自在度を飛躍的に高めるのがWebサービスだ。その対価は認証会社と決済会社が自動的に代行してくれる。この未来図を具現化するために、業界がWebサービスにかける期待は非常に大きい。

 そのWebサービス。まだヨチヨチ歩きを始めた幼年期だが、今後は企業内から企業外へ、そしてユビキタスへとその可能性は確実に広がっていくだろう。くどいようだが、Webサービスとユビキタスはあくまでも不可分な関係であり、IT業界の未来を開く鍵となり得ることを、ここに指摘しておきたい。

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